churashima travel



ユイレールテンジカン
ゆいレール展示館
  • 駐車場あり
  • 予約可能

ゆいレール展示館は沖縄の鉄道の歴史に触れる事のできる展示館です。
那覇空港から徒歩10分の場所にあります。

平成15年に那覇空港駅と首里駅をつなぐ公共交通機関として開業したゆいレール。その記念として、「ゆいレール展示館」が沖縄都市モノレール株式会社の敷地内に建っています。

建物は2階建てで1階はゆいレール関連の資料を紹介しているフロア、2階が鉄道関係の資料を紹介しているフロアになります。展示されている品の総数は400点にもおよび、無料で見る事ができる展示館です。

1階の展示室ではゆいレールの誕生までを映像でまとめたコーナーがあり、ゆいレールについてわかりやすく学習する事ができます。2階の展示室は色んな種類の切手や鉄道の関連品、戦前まで沖縄を走っていた軽便鉄道の貴重な資料を見ることができます。

見どころ

  • 1F全景

    各駅の紹介

    各駅ごとに特徴や周辺情報が記載された紹介文が写真と共に展示されています。
    周辺情報には駅の近くの宿泊施設の紹介やショッピングモール、公園、景観の良さなどが記載されていて、実際にその駅に行ったときに参考になる便利な情報が載っています。
    普段何気なく使っている駅にこんな特徴があったのかと新しい魅力を見つける事ができます。

  • 錆びた鉄道のレール

    鉄道のレール

    昔沖縄で実際に使用されていたレールを見る事ができます。沖縄県鉄道(ケイビン)嘉手納線のレールと沖縄路面電車(首里電車)のレールです。
    古く錆びつきボロボロになったレールは時間の長さを感じさせ、歴史の重みと触れ合う事ができます。

    ケイビンは沖縄の大切な産業であるサトウキビを運んでいました。大正3年12月に一番初めに与那原線、その後嘉手納線、糸満線が建設されましたが、第二次世界大戦の際の沖縄の地上戦で全て破壊され消えていきました。

  • ゆたかはじめコレクション

    鉄道コレクション

    鉄道グッズコレクターの方によって寄贈されたグッズが所狭しと並んでいます。戦後は鉄道がなく、切符ですら珍しく感じる沖縄にとって、駅員の帽子、腕章、乗車口案内板や行先表示幕、列車の時刻表、蒸気機関車のナンバープレートなど鉄道関連のあらゆるグッズを間近で見る事ができる貴重な場所です。

    実際に使用されていたティーカップや土瓶、ソバ容器、駅弁の見本などもあり、鉄道マニア以外の方でも楽しめる展示品となっています。

ケイビン鉄道、ゆいレールの歴史

沖縄県営鉄道

沖縄県の鉄道は1914年12月、一番初めに与那原線が開業しました。続いて糸満線が建設される予定でしたが第一次世界大戦の不況の影響もあり資金の調達が上手くいかず、1916年一旦建設が中止されました。
その後国庫補助により1922年3月に嘉手納線、1923年7月に糸満線を開業、現在の那覇市から与那原町、嘉手納町、糸満市への3方面にのびる路線網が完成しました。

しかし太平洋戦争の末期である1944年7月には軍事輸送が本格化したため実質的には軍用鉄道となりました。更に同年10月10日の那覇空襲により那覇駅が消失し、11月には糸満線で爆発事故が発生、1945年3月には戦争が激化したため完全に運行が停止となりその後沖縄本島への連合国軍の上陸により鉄道施設は完全に破壊されました。

第二次世界大戦後は朝鮮戦争が勃発したために鉄資源が不足し、資源として使うためレールが取り集められました。さらに米軍基地や道路の建設のために鉄道敷地自体が分断され県営鉄道は事実上沖縄から消失する事となりました。

しかし1970年代になると経済発展が著しくなってきたため、那覇市や中南部に産業が集中することにより人口が増加し交通渋滞が発生するようになりました。
1972年にアメリカ統治下から日本本土への復帰を果たすと政府は沖縄の開発を進めるために「新全国総合開発計画」を沖縄県の特別措置として「沖縄振興開発計画」へと改変。これによって沖縄と国が一体となり軌道系公共交通機関の導入ルートが検討されました。

1982年9月には「沖縄都市モノレール株式会社」が設立され事業の整備が進められていきましたが、車社会の沖縄ではモノレールを運行しても採算が取れないのではないかという地元の声が根強かったものの、1996年に運輸事業免許が取得されその年の11月には工事がスタートしました。

第二次世界大戦で唯一地上戦の行われた沖縄ではいまでも地中に不発弾が残っています。モノレール建設の際も一番初めに行われたのが工事予定地の不発弾調査でした。建設中も何度か不発弾の処理に遭遇しましたが2003年8月、実に21年もの歳月を経て開業を迎えたのでした。

ゆいレール展示館はその沖縄の戦前の鉄道から戦後のモノレールまでの歴史に触れる事ができる展示館です。ゆいレール開業1周年を記念して沖縄都市モノレール株式会社敷地内にオープンした展示館は平日のみの運営。知る人ぞ知る場所なので館内は静かで混雑もしておらず、設備の整った施設の中でのびのびと閲覧する事ができます。
ゆいレール展示館は那覇空港のすぐ側にあるので(徒歩10分)搭乗するまで時間のある際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

写真一覧

  • ふくろう
  • 受付横の棚
  • グッズ
  • 首里・儀保駅
  • 市立病院前・古島駅
  • おもろまち・安里駅
  • 牧志・美栄橋駅
  • 空港駅建設途中
  • モノレール建設途中
  • モノレール模型
  • 1F全景
  • 錆びた鉄道のレール
  • ゆたかはじめコレクション
  • 沖縄県営鉄道
  • 車両用タイヤ
  • 日本最西・最南端
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  • 鉄道グッズ1
  • 鉄道グッズ2
  • ペーパークラフト1
  • ペーパークラフト2
  • ペーパークラフト3
  • ペーパークラフト4

ゆいレール展示館の基本情報

名称 ゆいレール展示館
電話番号・FAX

TEL:0988-59-2630

FAX:0988-59-2941

住所

〒901-0143 沖縄県那覇市安次嶺377-2

アクセス

車:那覇空港から徒歩10分
  沖縄都市モノレール株式会社敷地内

営業時間

9時30分~16時30分

平日のみの開園
 ※入館は16時まで

定休日

土日・祝祭日

料金・メニュー

料金・メニュー

無料

お支払い情報

平均予算

0円

その他料金

なし

クレジットカード

不可

通貨

日本円のみ

予約

予約可

団体の予約のみ可能

※沖縄都市モノレール株式会社総務課まで

店内設備

駐車場

普通乗用車:来客用30台

大型車両:3台

詳細情報

所要時間

約1時間

禁煙・喫煙

禁煙

その他

バリアフリー対応

美ら島トラベルからのアドバイス

行ってみた感想

当時の写真や珍しいコレクションが並び、鉄道マニアには堪らない場所です。ジオラマもあるので、お子さんも一緒に楽しめます。

注意事項

特になし

便利な「持ち物」

特になし

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