churashima travel



マンココウエン
漫湖公園
  • 駐車場あり
  • 予約可能

漫湖公園は渡り鳥やマングローブが見れるラムサール条約登録の湿地公園です。国際通り、那覇空港からアクセス良好で無料の駐車場も完備しています。

「空港に行くにはまだ少し時間があるけど、近くで楽しめる所はないかな?」という方にはもってこいのスポットが漫湖公園です。河口にできた泥干潟ですが、マングローブの群生や珍しい渡り鳥などが観察できます。那覇市と豊見城市にまたがる漫湖公園は、国際通りから空港方面へ車で15分、ここから那覇空港までは車で15分の位置にあり、空港で何時間も待つよりせっかくなら最後まで沖縄を楽しみたい方におすすめなスポットです。実は、空港の近くにこんな自然があるんです。

見どころ

  • ラムサール条約

    ラムサール条約

    漫湖は1999年に日本で11番目(沖縄では初)のラムサール条約湿地として登録されました。ラムサール条約とは「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」が正式名称で、イランのラムサールでの国際会議にて採択された湿地に関する条約です。ここ漫湖は国際的に認められた水鳥の生息地なのです。漫湖としてラムサール条約に登録されているのは、国場川の那覇大橋・真玉橋・饒波川の石火屋橋に囲まれた58haの湿地です。シギやチドリなどの重要な飛来地となっています。その後、2003年に漫湖の保全や理解を深めていくための「漫湖水鳥・湿地センター」ができました。

  • 漫湖水鳥・湿地センター

    漫湖水鳥・湿地センター

    ラムサール条約の3つの柱である「保全・再生」「賢明な利用」「交流・学習」を実践するための施設です。入館無料というところがありがたいです。センター館内に入ると、黒板に今朝見ることのできた鳥たちが書いてあるのを目にします。建物の一角にある「展示室」では、ジオラマや展示パネルでさらに詳しく漫湖を紹介しています。興味深かったのが、鳥の鳴き声を実際に聴けるということ。ボタンを押すとクロツラヘラサギなど5種類の鳥たちの声が聴けるのです。2階にあがると、漫湖の景色が広がります。ここでは無料の望遠鏡が設置されていて、肉眼ではなかなか見にくい鳥たちを最高60倍まで拡大して見ることができます。特徴的な「とよみ大橋」をバックに、漫湖の大パノラマ風景を見るには絶好のスポットになりますので、ぜひ2階にも上がってみてください。

  • 木道

    木道

    外には整備された歩きやすい木道を歩くことができます。普通に歩いても往復15分程度の距離で、途中渡り鳥を見れる展望台もあります。木道の両側の緑の群生がマングローブです。漫湖全体の1/5がこのマングローブ林です。沖縄県でも西表島や石垣島がマングローブの群生地としては有名ですが、沖縄本島でもここ漫湖や東村あたりで見ることができます。日本では鹿児島県と沖縄県しか自生していません。ここ漫湖は海から3kmほど内陸にあり、潮の干満の影響を受けやすいところにあるため、マングローブが自生しやすい環境にあるわけです。

漫湖公園とは

木道

かつて漫湖はその名の通り湖のように満々と水をたたえていたそうです。1600年代半ばに中国からの使者である冊封使が漫湖と名付けたと言われています。その景色はあの黒船の「ペリー提督」からも絶賛されたそうです。現在は埋立てによる干潟化が進み、干潮時には最大で47haの干潟が出現し、ここにはさまざまな生き物たちが生息しているのです。木道の下を覗くと、片方だけに大きなハサミを持つシオマネキ、沖縄ではトントンミーと呼ばれるトビハゼなどを見ることができます。写真付きの解説の看板がところどころにあるので参考にしてください。

日本で見られるマングローブは7種類と言われていますが、漫湖で見られるものはメヒルギを中心にオヒルギとヤエヤマヒルギの3種類になります。誤解されやすいのですが、マングローブという名前の木はないのです。マングローブは海水と淡水の汽水地に自生する森林の総称なのです。木道近辺に生息している木はほとんどがメヒルギになります。メヒルギは板根を持っていて、センター出口に実物が置いてありますのでぜひチェックしてから歩き始めてください。夏場は小さな白い花をつけます。木道だとマングローブの特徴である根の部分が見にくいので、最後にセンター近くの「なごみの散歩道」も歩いてみてください。

渡り鳥が飛来するのはやはり秋~冬にかけてが多いですが、見ることのできる時間帯は朝と夕方に集中するそうです。これまでにここで約200種類の野鳥が観察されているとのことでした。漫湖公園を訪れた2日前、カワセミ科の青い鳥「ナンヨウショウビン」が沖縄本島で初めてこの漫湖公園のマングローブ林で確認されたというニュースがありました。この鳥はコバルトブルーの羽と白い腹が特徴的で東南アジアに生息し、日本では石垣島・西表島・宮古島・久米島などの離島で数例しか観察記録のない鳥です。残念ながら見ることはできませんでしたが、その日も漫湖で朝見られたそうです。

観光で来られるお客様からは「意外と那覇は都会だ」という声を聞くのですが、都会の雑踏から少し離れるとこんな自然もあるのです。沖縄の鳥の90%が渡り鳥で、その中継地として大事な役割を果たしているのがこの漫湖です。自然のオアシスであり貴重な存在である漫湖公園をぜひ訪れてみてください。

写真一覧

  • 漫湖公園
  • 展望台からの木道
  • カワセミの手作り説明パネル
  • 干潟とヤエヤマヒルギ
  • 整備された木道
  • ヤエヤマヒルギの根
  • 解説パネル
  • ナンヨウショウビンのパネル
  • クロツラヘラサギの鳴き声
  • 解説パネル
  • ラムサール条約
  • 漫湖水鳥・湿地センター
  • 木道
  • 木道
  • 漫湖水鳥・湿地センター入口
  • 木道の出発点
  • 木道とマングローブ
  • 木道とメヒルギの群生
  • 木道内にある展望台
  • 芽が出て2年ほどのマングローブ
  • カニたちの生息する穴
  • 干潟とヤエヤマヒルギ
  • 干潟ととよみ大橋
  • メヒルギの板根
  • なごみの散歩道からのメヒルギの根
  • 渡り鳥の鳴き声が聴けるコーナー
  • 今朝見れた鳥たちを掲示
  • パネル

漫湖公園の基本情報

名称 漫湖公園
電話番号・FAX

TEL:0988-40-5121

FAX:0988-40-5118

住所

〒901-0241 沖縄県豊見城市字豊見城982

アクセス

車:那覇空港から15分
ゆいレール:奥武山公園駅より15分
バス:線バス9番・11番・101番・105番「小禄」下車 徒歩10分

営業時間

9:00~17:00

定休日

月曜日(休日の場合は翌日)慰霊の日(6/23) 12/29~1/3

料金・メニュー

料金・メニュー

入館料:無料

お支払い情報

平均予算

0円

その他料金

なし

クレジットカード

なし

通貨

なし

予約

予約可

団体(10名様以上)でのご利用の場合は、事前の日程調整が必要になります。

店内設備

駐車場

30台(無料)

詳細情報

所要時間

40分

禁煙・喫煙

禁煙

パンフレット パンフレット
その他

車椅子貸出有・身障者用トイレ有・建物2階リフト有、夏場は日焼け止め・日傘・タオル・飲み物は持参

美ら島トラベルからのアドバイス

行ってみた感想

テレビでも話題になるちょっと変わった名前の公園です。繁華街から少し外れた場所で大自然を感じるにはとても良い場所です。

注意事項

売店等一切ないので予め飲み物など持参しておくのが良いです。

便利な「持ち物」

車椅子貸出有・身障者用トイレ有・建物2階リフト有、夏場は日焼け止め・日傘・タオル・飲み物は持参

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