churashima travel



フクヤ
富久屋
  • 駐車場あり
  • 予約可能

富久屋は昔ながらの沖縄料理を楽しめるお店です。人気観光スポットの1つである首里城の近くにあるため、観光前や後にオススメです。

  • カテゴリーグルメ沖縄料理
  • 電話番号0988-84-4201
  • エリア那覇・首里
  • 駐車場有(5台)
  • 営業時間11:30~15:00(LO 14:30)
    18:00~22:00(LO 21:00)

世界遺産首里城を望む龍潭池からほど近い場所にある富久屋。ここは昔ながらの琉球料理を楽しむことができる隠れ家的な食事処です。県道29号線を県庁方面から向かうと「池端」の信号から2本目の細い道を左折します。右手に龍潭を望みながら進みます。それぞれ曲がったら100m弱で右側に駐車場の入り口があります。駐車場にはレンタカーがゼロ。地元の方々で賑わっている店内です。

見どころ

  • むじな汁

    むじな汁

    お祝い事で作られる「むじな汁」。これを家庭で作ろうとするとムジの皮を剥く時に手が黒くなったり荒れたりとかなり大変な作業になるということ。それにしてはリーズナブルで本格的です。むじぬ汁とは、「むじ」の「汁」という意味です。田芋(ここでは丸々1個)・田芋の茎(むじ=ズイキ)・豚肉・島豆腐の入った味噌味の汁料理です。田芋の粘り気によって汁の旨みがさらに増しています。なかなか普通の食堂などでは見かけない一品です。

  • いなむどぅち

    いなむどぅち

    これもまたお祝い事で作られる「いなむどぅち」。鰹節ベースに椎茸・筍・コンニャク・カステラカマボコ・豚の三枚肉などを入れ、甘めの白味噌と隠し味のピーナツバターを加えたら完成です。具沢山で栄養満点、沖縄の汁食文化の中心的存在で、甘みとコクとまろやかさのある優しい味です。昔は豚肉ではなく猪肉が使われていたそうです。

  • 副菜の琉球一品料理

    定食の副菜

    定食に共通で添えていた小鉢も魅力的です。まずは、中央にあるものは「かんぴょうイリチー」。イリチーとは乾物や根菜などを豚肉と炒め、出汁でじっくり煮た料理のことです。左から大根をシリシリ(千切り)した「なます」。酢味噌がかかっているものが「ビラガラマチ」。ビラとはネギ、ガラマチとはから巻くという意味で、茹でたネギを沖縄カマボコに巻いただけのものです。次に「ジーマーミ豆腐」。ジーマーミ(地豆)とは落花生のことで、大豆が使われておらず、落花生の絞り汁にサツマイモのデンプンで作られた豆腐です。さらには「どぅるわかしー」揚げ、どぅる天です。粘りの強い田芋に椎茸や豚肉を練り合わせて揚げたもので、いろいろな素材の出汁が効いています。

富久屋の魅力

お店入口

「琉球料理」とは琉球王朝時代の宮廷料理のことで、ゴーヤーチャンプルーや沖縄そばといった沖縄県の郷土料理である「沖縄料理」と区別して呼ぶことが多いです。沖縄料理が庶民の味なら、宮廷料理は王族の贅沢な味ということになるでしょうか。また、沖縄料理はタコライスやポーク卵など戦後のアメリカの影響を非常に受けているのに対し、琉球料理は沖縄独自の材料や調理法で歴史的に受け継がれてきたものです。似ているようでかなり異なる二つの料理なのです。

城を構えていた首里は王族や上級氏族が居住していた場所。よって、今でも宮廷の食文化が残る店が多いのも首里の特徴です。琉球王朝時代は中国との交流が盛んだったため、食文化も中国の強い影響を受けています。宮廷料理は両国施設の接待をはじめとする儀式や行事のため今よりも豪華だったと言われています。明治時代以降、琉球王朝の廃止により一部は庶民にも普及し現在の形になっていきました。

中国の影響から「医食同源」の考え方が根づいている琉球料理。塩分が少なめで、豚肉や豆腐などのたんぱく質をしっかり摂りながらも野菜や海草も多く含まれます。「命(ぬち)ぐすい」という言葉があるように、琉球料理は命の薬ということになるわけで、元々の沖縄の「人々の長寿を支えてきた健康美食の考え方なのです。沖縄の料理は味が濃いと思われてる方が多いかもしれませんが、この琉球料理は薄味の上品な味付けが楽しめます。

店内は柔らかい灯りと木の質感が落ち着いた居心地のいい雰囲気を作り出しています。靴を脱いで店内へ。椅子席と畳敷きの座敷席があり、椅子席は4×2組しかないので、椅子席希望の方は早めの来店か事前予約をオススメします。メニューとともにいただいた温かいサンピン茶が、ホッと一息つかせてくれます。琉球料理が廃れることのないように引き継いでいきたいというオーナーの想いがこの店の雰囲気に反映されています。

他にも、中味・ゆし豆腐・沖縄そば・チャンプー・んむわかしーなどがメニューに並びます。ランチだけではなく、夜の部でも那覇市内の島酒(泡盛)を飲みながら琉球料理に舌鼓。おそらく沖縄料理は旅行中にいろいろと食べられるとは思いますが、ここ富久屋は他の店では食べれないようなメニューのオンパレードです。体に優しく美味しい琉球料理をぜひ堪能してみてください。きっと沖縄旅行の一つのステキな想い出になるはずです。

写真一覧

  • むじな汁定食
  • 富久屋の入口
  • 沖縄ぜんざい
  • 木の温かさがある店内
  • 定食メニュー
  • 一品料理メニュー
  • んむわかしー汁
  • んむわかしー なーべーらー らふてー 赤飯
  • いなむどぅち定食
  • 黒米の赤飯
  • むじな汁
  • いなむどぅち
  • 副菜の琉球一品料理
  • お店入口
  • むじな汁、いなむどぅち定食
  • なーべーらーんぶしー
  • んむわかしー定食
  • ジーマーミ豆腐
  • シークヮーサージュース
  • どぅるわかしー
  • らふてー
  • 定食の副菜
  • んむわかしー汁
  • 沖縄ぜんざい
  • 駐車場入り口
  • 富久屋専用駐車場
  • 外観
  • 外観
  • 外観
  • 内観
  • 内観
  • 内観
  • 内観
  • 内観
  • 内観

富久屋の店舗情報

名称 富久屋
電話番号・FAX

TEL:0988-84-4201

住所

〒903-0812 沖縄県那覇市首里当蔵町1丁目14

アクセス

儀保駅から徒歩10分

営業時間

11:30~15:00(LO 14:30) 18:00~22:00(LO 21:00)

定休日

火曜

料金・メニュー

料金・メニュー

むじぬ汁定食    1250円
いなむどぅち定食 1050円
中味汁定食    1050円
ゆし豆腐定食   1050円
沖縄そば定食   1050円
んむわかしー定食 1050円
※むじぬ単品    650円 それ以外の汁単品 450円
沖縄そば      550円
ゴーヤーチャンプルー単品 550円
なーべらーんぶしー単品 550円
そーみんたしやー単品 550円
島らっきょう    450円
らふてー      550円
たーうむでぃんがく 350円
豆腐よう      350円

お支払い情報

平均予算

【ディナー】¥1,000~2,000

【ランチ】 ¥1,000~2,000

その他料金

なし

クレジットカード

不可

通貨

日本円のみ

予約

予約可

店内設備

店内席数

40席
椅子席・座敷席

駐車場

有(5台)

近隣の有料駐車場あり

詳細情報

禁煙・喫煙

店内喫煙不可

その他

アルコール、ドリンク有

美ら島トラベルからのアドバイス

行ってみた感想

富久屋が提供する琉球料理はどこか懐かしく優しい味です。その中でも人気のむじな汁は提供している食堂も少ないので、立ち寄った際はぜひ食べてみてください。

注意事項

事前の予約がオススメです。

オススメのメニュー

むじぬ汁定食:1250円

中味汁定食:1050円

島らっきょう:450円

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