churashima travel



ウミノフルサトコウエン
海のふるさと公園
  • 駐車場あり
  • 予約可能

海のふるさと公園は糸満の海人の生活が間近で見られる体感型公園で人気の観光スポットです。空港からのアクセスもよく、大型の無料駐車場も完備しています。

高速道路「豊見城・名嘉地IC」から車で約15分のところにある海のふるさと公園は、海人の町・糸満において大正時代に一般的に見られた風景や家並みが再現されており、当時の生活の様子が垣間見ることができます。公園内には、戦前から作られていた「サバニ」と呼ばれる船の原型や漁網、潜水道具など貴重な品々を展示する資料館や工房があり、有料で見学することができます。また事前に予約を取る必要がありますが、サバニの乗船体験や「ウェーク」と呼ばれるサバニの櫂の手作り体験も可能です。
園内に糸満漁港を眺めることのできる展望台が設置されています。

見どころ

  • 赤瓦屋根の家

    海人の生活風景を再現

    大正時代の糸満の網元(漁業を営む人)の屋敷を再現したモニュメントが公園内で展示されており、当時の風景を間近に見ることができます。家の中に入ることはできず通常は鍵がかけられているものの、時折ですが管理維持のために開いているときがあります。
    沖縄伝統の赤瓦の屋根と守り神の「シーサー」、古井戸、そして豚のトイレとして使用されていた「ワーフール」も再現。沖縄の方言でワーは豚、フールはトイレを意味し、漁村で豚を飼うことは必要不可欠だったとのこと。これは、糸満では漁で使う魚網を丈夫にするために豚の血を染み込ませる習慣があり、水を弾きやすくさせる効果もあることから豚は重宝されていました。

  • 糸満海人工房・資料館の看板

    糸満海人工房・資料館

    公園に南側に隣接する糸満海人工房・資料館は、糸満漁業の伝統と文化を次世代に継承することを目的に作られた資料館です。競泳用ゴーグルの原型とされている水中メガネ「ミーカガン」は、糸満のエジソンとも言われていた玉城保太郎が120年以上前に発明したもので、その当時の形そのままにミーカガンが保管展示されています。また小型帆掛け漁船の「サバニ」の原型やサバニの底に溜まった水を汲み取る「ユートゥイ」、戦前から海人の間で受け継がれてきた作業道具など普段ではなかなかお目にかかれない道具が数多く展示されています。ミーカガンは今ではおみやげ用として作られており、沖縄で唯一のミーカガン職人であり資料館の館長・上原謙さんの完全手作り品です。
    工房は見学が可能で、タイミングが良ければサバニの製作工程や修繕を間近で見ることも。入館料は大人300円、小中高生100円。20名以上の団体の場合は一律200円となっています。

  • ほら貝吹き

    海人を体験できる充実なメニュー

    事前の予約が必要となりますが、サバニの乗船体験やサバニの命でもある櫂(ウェーク)作り、糸満で受け継がれる本格的な編み方で作るビン玉作り(※ビン玉とは漁網を浮かせる役割のあるガラス状の玉のこと)、貝殻を使った小物作りなど、海人が親しんできた文化を有料で体験することができます。ちなみにサバニは、体重が重いほうが安定するということから乗船体験の受付は4名以上からとなっています。
    予約は糸満海人工房・資料館を運営するNPO法人「ハマスーキ」が受け付けております。

海のふるさと公園の豆知識

白浜節の碑

沖縄本島最南端・糸満市にある海のふるさと公園は那覇空港から約30分、高速道路「豊見城・名嘉地IC」から約15分の場所にあり、公園の周りには美々ビーチ、道の駅いとまん、沖縄アウトレットモールあしびなーなどが間近にあります。
園内には大正時代に実在した網元の屋敷のモニュメントが建てられており、海人の町として活性していた昔の糸満の暮らしぶりを垣間見ることができます。沖縄の伝統とも言える木造住宅や赤瓦屋根、その屋根に置かれたシーサーが間近で見られるほか、海水を引き込んで海を再現できる海水池、漁具干場など通常の公園では見られない施設が存在します。また漁具干場の横には2艘の船があり、そのうちのひとつは東日本大震災で被災した宮城県石巻市から2014年に沖縄へ漂着した漁船が展示されています。
そして園内には沖縄民謡「白浜節」の歌碑が建立されており、糸満の海岸に捨てられた赤子を漁師が救い育てるも、漁師の息子がその娘に恋をするという義理兄妹の恋がテーマとなっている人情歌劇「浜に咲く花」の詞が糸満の方言で掲示されています。

公園の南側に隣接する糸満海人工房・資料館は、世界の最先端技術を開発し続けた糸満の海人が丹精を込めて作り上げた漁具や民具、サバニ、ミーカガンなどが展示されており、後世への伝承を目的に広く一般に公開されています。実際に使用されていたサバニは直接触れることができ、1本の木で作られた「本ハギ造り」の船や、大和船を参考に複数の材木をはぎ合わせた「南洋ハギ造り」の船の感触を確かめることができます。サバニはもともと、鮫を取る船として活用されたことが始まりで、糸満方言で「サメ=サバ」と言われていたことからサバニと呼ばれるようになったとのことです。しかし今ではサバニは夏の年中行事「糸満ハーレー」にて、勇ましい海人たちの競漕船として魅了し続けています。
資料館では展示品の見学のほか、サバニの体験乗船やものづくり体験も可能で、体験の際は事前に予約が必要となりますが、指導者がつきっきりでレクチャーを受けることができます。

一方、歴史的建造物や資料のほかにも公園にはスペースが広めの多目的広場があり、すべり台やネットの遊具などが設置。地元の人々の憩いの場となっています。また公園近くにはお魚センター、うまんちゅ市場などがあり、公園散策のあとに買い物も楽しむことができます。

写真一覧

  • 海のふるさと公園
  • 展望台からの眺め
  • 網元の屋敷のモニュメント
  • 沖縄の守り神のシーサー
  • 海水池
  • 海人工房・資料館の看板
  • 資料館内
  • 工房内
  • サバニ
  • ミーカガン
  • 赤瓦屋根の家
  • 糸満海人工房・資料館の看板
  • ほら貝吹き
  • 白浜節の碑
  • 公園の案内板
  • 豚のトイレとして使用されたワーフール
  • 赤瓦屋根の休憩所
  • カモメが屋根のベンチ
  • シーサーの形をした水道
  • 追い込み網の天日干し
  • 石巻から漂着した震災漁船
  • 浮き球で作られたジャック・オー・ランタン
  • 糸満海人工房・資料館の案内図
  • 資料館の開館時間
  • 海人の歴史が詰まった展示室
  • ミーカガンの展示物
  • ジャック・マイヨールも使用したミーカガン
  • 漁で使用したアンブシ網
  • 豚の血を染める時に網を入れる蒸し器
  • サバニを漕ぐ時に使うウェーク
  • 1本の木で作られたサバニの底面
  • 製作段階のミーカガン
  • 製作工具
  • サメとマグロのモニュメント

海のふるさと公園の基本情報

名称 海のふるさと公園
電話番号・FAX

糸満海人工房・資料館

TEL:0989-87-1550

FAX:0989-87-1551

住所

〒901-0305 沖縄県糸満市西崎町1-4-11

アクセス

車:那覇空港から約30分
  高速道路「豊見城・名嘉地IC」から約15分

バス:(89番糸満線)工業団地入口バス停から徒歩約5分

営業時間

【公園エリア】
 常時解放


【糸満海人工房・資料館】
 9:00~12:00、14:00~17:00

定休日

【糸満海人工房・資料館】
  月曜日(祝祭日は会館)、旧正月・旧盆、糸満ハーレ開催日

料金・メニュー

料金・メニュー

【糸満海人工房・資料館】
 大人      :300円
 小中高生    :100円
 団体(20名以上):200円

お支払い情報

平均予算

0~300円

その他料金

サバニ体験     :3000円(2時間)

ビン玉編み造り   :2000円(2時間)

ウェーク作り    :8000円(2日間)※材料費込み

ウェークマドラー作り:1000円(1時間30分)※材料費込み

絵付け遊び     :1000円(1時間30分)※材料費込み

クレジットカード

不可

通貨

日本円

予約

体験メニューは要予約

店内設備

駐車場

無料駐車場100台収容

詳細情報

所要時間

60~120分

禁煙・喫煙

糸満海人工房・資料館内は全面禁煙

その他

写真撮影可能、自動販売機あり

美ら島トラベルからのアドバイス

行ってみた感想

サバニの乗船体験やウェークの手作り体験ができます。沖縄に来た思い出にオリジナルのウェークを作るのはいかかでしょうか。

注意事項

サバニの乗船体験やウェークの手作り体験は事前の予約が必要になります。

便利な「持ち物」

特になし

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